スヌーピー

poqrot2005-06-03

3日くらい前に知らない町で見かけたミニチュアダックス
網戸越しに見えた姿があまりにも可愛かったので、お家の方にお願いして玄関まで出てきてもらった。
まだ散歩も出来ない生後2ヶ月の女の子。
こんな柄は初めて見た。白毛で両耳と額だけが薄茶色。鼻もまだとんがってなくて、なんとなくスヌーピーみたいだ。

スヌーピーで甦った記憶。
友人がバイト先の中国人留学生の誕生日にスヌーピーグッズを贈った時のこと。
数日後、その留学生から友人の元にお礼の手紙が届いた。そこには「スヌーピーありがとうございます」の意でしたためられたらしき「スヌピーありがとうございます」の一文。スヌーピーではなく、スヌピー。
なんとなく微笑ましい字面である。しかし友人が言うには文字バランスの国際間ギャップなのか「ヌ」が漢字の「又」にしか見えないのだという。
スヌピーでもなく、ス又ピー。
すまたぴー。

大変である。
この瞬間この手紙は人生、国交をも左右しかねない極秘文書と化した。僕が中学生時代にプリントの裏に描きなぐった漫画をクリアファイルに保管するほど物持ちの良い彼のことだ。手紙を後生大切にとっておいた結果、未来の花嫁に見咎められて泥沼の破局という事態さえ考えられなくはない。
それほどまでにスヌーピーとス又ピーの間に横たわる川は深くて暗い。まず支持層が致命的に相容れない。
素股Pファンにかわいいもの好きの女性、子供が含まれないことはほぼ確実だし、逆にキャラクター売り場で素股Pグッズが広く支持されると判断するバイヤーが皆無であることからも、両者の断絶を断言して間違いはない。店頭に並べれば大反響を巻き起こす可能性も十二分にあるが、それはまた別のニュアンスにおいて、である。
反日デモにすら発展しかねないこの大問題、願わくば留学生が帰国後に「日本人に素股P」云々と口外しなければいいのだが。