2006-01-01から1年間の記事一覧

ファザー・テレサ

自民党の武部勤幹事長が昨年の総選挙中、堀江貴文容疑者を「私の息子です」と後押しした件で党としての責任を問われ「私はどんな若者にも父親のような気持ちで接している」と釈明した。 弁解に終始するあまり、つい「日本国民のお父さん」の座に名乗りを上げ…

あの人の忘れ形見

ふとした拍子に誰かを思い出すという事はままあって、その数秒後には思い出した事すら忘れてしまうなんて事もまた僕にはままあるのだけれど、今年に入ってから思い返す頻度が尋常でないせいで、遂には恋煩いと錯覚しそうなほど出ずっぱりの存在となってしま…

ライブ初め

諸々の用事で大阪に出た。その諸々の一つがシングルズの鍵返却だったのだが、貸し出し日が昨年8月という管理票の書き込みひとつで、マスター歴13回の中堅にしてなぜ僕がお荷物的存在であることが伺い知れようものだ。これをお読みの関係者のみなさん、本当に…

大人割引

エロビデオ店の売り上げが下降の一途を辿り、次第に経営を逼迫し始めたある日、オーナーが神妙な面持ちで話を切り出した。 それは地下鉄に「大人割引」という制度があり券売機で「特別割引」ボタンを押しさえすれば半額になる、だから今後の通勤手当は定期代…

年賀メール

戌年ということで愛犬を素材にした年賀状が日本全土を飛び交ったに違いない2006年元日。 僕宛に届いた僅か2通の年賀状の両方が犬写真だったことからしても、そのワンワン狂騒のし烈さが看てとれようものだ。 中にはこの愛犬家特有の押し付けがましいファミリ…

さよなら2005、さよならポチクロ〜ポチミツとクローバー

大晦日をシングルズでマスターとして迎えた。昨年に引き続いて2年連続のことであり、これはもうサザンと並んで恒例カウントダウンのひとつに数えられてもいいのではないだろうか。 それにしても前日シフト申請とは急にもほどがあった。 慌てて載せたプロフィ…

傷つけてしまった人へ

時に若さゆえの身勝手な振舞いで人を傷つけてきた。 周囲など目に入らなくて、ただがむしゃらだった全力投球の日々。 幸せを望む、その思いだけだったのに。 15年前の元日、家族で訪れた上賀茂神社。 その年は野茂英雄が近鉄バファローズに入団、タイトルを…