「EFISH」5周年パーティー

仕事を終えてそのまま帰宅するだけの週末になるはずでしたが、前日にしくろーさんからお誘いを受けていた五条のカフェ「EFISH」の5周年パーティーに急遽出席することにして京阪の特急に乗り込みました。
しかし到着してからのおよそ30分間、ボクは店の前をウロウロするばかり。店内を覗き見るだけで一向に入れずにおりました。
それは思春期以降の十余年、若者だらけの賑わいをとてつもなく苦手としている身の上によります。
小粋にしゃれのめした人。人。人。
おまけにあろうことか推定身長210cmの外国人男性までもが入り口近くで待ち構えていらっしゃる(写真参照)。
いや、確かにみなさん良い人そうではあるのです。
決してこの場にボクをオヤジ狩りしそうな人材は見当たらない。
しかしそれでも勇気を奮い起こせないまま「入れそうにないんだけどどうしたものか」的なお悩み相談の電話をしながらウロウロするばかり。
会話中ふと気付くと明らかに一風変わった出で立ちの男性がこちらを振り返って凝視しておられる。
あれはもしや、しくろーさん?
その後もしばし行きつ戻りつを繰り返した後に、ようやく勇気を振り絞って教えて頂いた番号に電話をしてみました。
「2階にいるからすぐにあがってきてくださいよ」
ドキドキしながらお会いしてみると先ほどの男性はやっぱりしくろーさん、その人でありました。
「やっぱりさっきからいたでしょう?なんで入ってこーへんの?」
「いやあ、まあそのぅ・・・」
何ぶん当方、白黒写真でしか見たことのない人にお会いするのは人生初の経験。妙に緊張が解けません。
言わば歴史上の偉人に相対するのに匹敵する一大事です。
しくろーさんはミクシィ上でのシャイでナイーブな様をどうやら内にひた隠すことを決意されたに違いなく、およそマシンガンのような勢いでお話をされる。
しかし実に愛嬌たっぷりで好感のもてるお人柄。
ミクシィ上の大人気ぶりにも納得であります。

そして、夏場に京都で手にして以後、大切に保存しているお気に入りのかわいいフリーペーパー「SKETCH」制作者のお二人、ショコラさんとsaeさんとも初のご対面。
偶然にもミクシィで発見し、その後ボクの足跡を看過することなく食らいついてくださった雌豹のような妖しき色香のご両人。
という悪女像は勿論まったくのウソで、とてもハンナリとした空気感が姉妹のようにさえ映る好感度天井知らずの美女ユニットであられました。
そして注目すべきは、この2人の口からボクが岸田に似ている旨以外の発言がほとんど皆無であった点ですが、それはこの日記においては重要な意味をなさないのでここでは敢えて触れる事は致しません。


「京都のどこに住んでおられたのですか?」
出会ってすぐにしくろーさんの発したこの質問の回答に窮したことでボクに経歴詐称疑惑の火の粉が降りかかりました。
サッチーよ、古賀議員よ、おまえたちもかくのごとき心境だったのか。
いや、言わせてください。
確かにボクは京都に住んだことなどありません。
そういう意味では大阪人に分類されたとしても仕様がないでしょう。
しかし、しかしです。
ベレー帽があれだけ似合った祖父昌喜(2002年永眠)が烏丸で着物絵師をしていたという極めて都人なこの事実。
その祖父に
「昌嗣や。雅とはなんぞや?」
「すなわちボクをあらわすさまであります。おじいさま」
「でははんなりとはなんぞや?」
「それもまたボクをあらわすさまであります。おじいさま」
このように京男としてのイロハを幼少期から叩き込まれた、言わば京都ロボットみたいなところがあるこのボクを、一体誰が経歴詐称だとのたまうことが出来るのでしょうか。

総括。
京都ロボをなめんなよ、ということです。

アハハハ。しっくん、また遊びに行きましょうねー。
SKETCHママズも再会楽しみにしてまーす。アハハハ。