駅の改札を出てぼんやり歩く朝。コンビニの前を通過したその瞬間ぎょっとして振り返った。 つい今し方、自動扉の向こうに消えた男性の残像を認識するのに一拍のタイムラグを要したのである。 彼が僕の目を釘付けにしたのは、腹巻にすててこ姿と一分の隙もな…
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